ワインの保存方法について

今回はパンから少し離れて、ワインの取り扱いについてお話いたします。
第二回のコラムでもワインの取り扱いの誤解について記載していますが、実際どのように扱ったらいいのでしょうか。

まず、ワインは温度管理が難しいといいますがどうでしょうか?
実際に、購入して何年か寝かせて熟成させるなど、長期間保存する必要がある場合は、赤ワインで16度前後、白ワインで10度前後の温度下で湿度を管理しながら置く必要があります。
しかし、買って週末に飲むですとか、今晩のために!というためでしたら、ワインセラーなど買わずに今ある環境で十分に対応できます。赤ワインでしたら、部屋の涼しいところでもいいですし、そんなに難しいことはありません。
詳しくは下記を参考にしてください。

続いては開けてしまったワインの活用方法についてですが、「ワインは開けたら飲み切らないといけない」なんていいますが、実際、スパークリングワインは炭酸が抜けるまでに飲み切ってしまいたいので、当日、もしくはしっかりふたをして翌日には開けたいところです。他、赤ワイン、白ワインについては、酸化を防ぐために飲んでいないときはふたをするようにしていただければ、ワインの強い弱いにもよりますが、3日から1週間程度もたせることができます。実際に、オーストラリアのシラーズという重めのブドウ種の赤ワインなどは開栓し空気に触れることでまろやかになり、3日後が一番おいしかったなどという話もあります。開栓後はどのワインも冷蔵庫で保管するのがおすすめです。

ちなみに1週間以上経ってしまったら?冷蔵庫で忘れ去ってしまったら?
その時は料理に使ってあげてください。酸化してしまっても、お料理に使っていただければ旨味は出るので大丈夫です!赤ワインでしたら牛肉と煮込んであげたり、白ワインでしたら、あさりを用意してボンゴレなどもできますね。今はネットでもレシピサイトが色々とありますので参考にしてみてください。

少しでもワインに対する敷居が下がっていただければ幸いです。

SakeWineLover

20年ほど前に訪れたフレンチレストランにて一流のソムリエのサービスを受けて、ワインと料理を一緒にいただくことでの相乗効果に魅了される。ワインだけではなく、日本酒や焼酎、リキュールなど、地域に根差したお酒と世界各国のパンとのペアリングを常に模索しています。 好きなワインはパワフルなオーストラリアワイン、繊細なフランスワイン。最近は日本ワインについてもパンとの相性を深く探っています。 ワイン講師やレストランへの酒類全般のプロデュースを行ない、出張ワイン会などを企画開催しております。このコラムをきっかけに、パンとお酒のペアリングを色々な角度から検証してまいります。

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3件のフィードバック

  1. yasyas より:

    確かに赤ワインは「3日後が一番おいしかった」ことありますよね。白は意外に冷蔵庫で長持ちかな。
    自宅には、下駄箱を兼ねた半地下スペースがあります。ちょっと湿度が高めで夏場は除湿器をつけています。
    恒温とはいきませんが、温度変化は少ないと思いますが、ケーブもどきのワイン保管場所としてはいかがでしょうか?

    • SakeWineLover より:

      ご自宅にそのようなスペースがあるのですね。うらやましいです。そちらが大体何度くらいなのかにもよりますが、湿度などの環境はいいでしょうね。

  2. yasyas より:

    ありがとうございます。

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