フルーツサンドとワインのペアリング

今回からは、実際のパンとワインのペアリングについてお伝えしていきます。

まずは大人気のフルーツサンドです。
甘いものとワイン?とお思いになられるかもしれませんが、十分ペアリングできます。

フルーツサンドはクリームを使います。まずはそこに合わせてみましょう。クリームに合わせるなら、スパークリングワインです。できれば少し熟成したシャルドネ種のスパークリングを合わせるといいでしょう。

次にフルーツに合わせる場合は、イチゴやブルーベリーなど、赤系のフルーツであれば赤ワインを合わせてください。基本的にクリームが入るので重めの赤でなく軽めの赤を選んでいただくとよいでしょう。マンゴーやマスカットなど、白色系のフルーツであれば白ワインやロゼワインを選ぶと合わせられます。

その他、ワインのフルーツ香に合わせることもできます。
ゲビュルツトラミネールというフランスアルザス地方のブドウ種のワインは、マスカットの香りが顕著に出るのでそこを合わせると面白いでしょう。
ボージョレ・ヌーヴォーは醸造方法が少し変わっており、酢酸イソアミルというバナナのような香りが出てきます。
日本のマスカット・ベリーA種はブドウ由来のキャンディー香が出てきます。イチゴなどと合わせると相性がよいです。

他にも色々な角度からフルーツサンドとワインを合わせてみてください。楽しいひと時となるでしょう。

SakeWineLover

20年ほど前に訪れたフレンチレストランにて一流のソムリエのサービスを受けて、ワインと料理を一緒にいただくことでの相乗効果に魅了される。ワインだけではなく、日本酒や焼酎、リキュールなど、地域に根差したお酒と世界各国のパンとのペアリングを常に模索しています。 好きなワインはパワフルなオーストラリアワイン、繊細なフランスワイン。最近は日本ワインについてもパンとの相性を深く探っています。 ワイン講師やレストランへの酒類全般のプロデュースを行ない、出張ワイン会などを企画開催しております。このコラムをきっかけに、パンとお酒のペアリングを色々な角度から検証してまいります。

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3件のフィードバック

  1. yasyas より:

    フルーツサンドに興味津々です。
    ケーキのようなフルーツサンドもワインとのペアリングできるんですね。

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