クロワッサンの実は…🥐
先日、久しぶりにクロワッサンづくりをしました🥐
大雨が続き肌寒い日も多かったですが、それでもやっぱり暑いです。
クロワッサンづくりのポイントであるバターの折込み。手早くとにかくバターを溶かさないように心がけました☺
バターが溶けてしまうと、クロワッサンの醍醐味であるサクサク感がなくなってしまいます。
※詳しくはこちらの記事を参考にしてください。→https://atbread.com/panshokunin/1716/
今回はクロワッサンについてのお話を…🥐
16世紀ごろからあるとされているクロワッサン。フランス語で「三日月」を意味します。
フランス語名なのでフランスのパンと考えがちですが、実はオーストリアのウィーン生まれのパンです。
クロワッサンの原型が作られたのは1683年オーストリアのウィーン。
この頃起こった大トルコ戦争で、ウィーンはトルコの大軍に包囲されていました。
トルコ軍はトンネルを掘り陣地を攻めようとし、オーストリア軍はピンチにありました。
しかし、深夜から地下にあるパン工場で働いていたパン職人がこれに気づき、軍隊へ報告し、トルコ軍の侵入を阻止、そしてオーストリア軍が逆転勝利したという逸話があります。
彼らの功績に感謝した皇帝がウィーンのパン職人たちに特権を与えたと言われています。
それに対する感謝と祝賀の気持ちを込めてパン職人によって作られたのが三日月をかたどったクロワッサンの全身のパンでした。
では、なぜ彼らは三日月型のパンを作ったのでしょう…?
それは、トルコ軍の旗印です!
三日月=トルコ軍を食べるという意味があったのでしょう。
それから100年後、オーストリアのマリー・アントワネットがフランスのルイ16世に嫁ぐ際にこのパンもフランスへ一緒にわたりました。
当時のクロワッサンは現在のバターを折り込んだスタイルではなく、生地にバターを練りこむタイプだったそうです。当時からバターたっぷりは変わらなかったようですね。
余談ですが…マリー・アントワネットの「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」という有名な言葉。
実は「リーンな食パンがないのであれば、クロワッサンやブリオッシュのようなバターや卵のたっぷり入ったパンを食べればいいじゃない」という意味だったという説もあります^^
その後フランス国内でも作られるようになり、パリのパン屋さんが試行錯誤を繰り返し1920年ごろに現在のパイ風のサクサククロワッサンへとして発展していったとされています。
ちなみにパリで食べたクロワッサン…とっても大きく私の顔と同じくらいの大きさがありました。
実はクロワッサンがあまり得意でないわたしでも、その大きなクロワッサンをぺろりと食べられるくらいサクサクでおいしかったこと覚えています🥐💕
※歴史は諸説あるうちの一例です。
そんな歴史を持ったクロワッサン。
やっぱり、ぱりぱりサクサクで食べるのが一番ですよね💕
出来立てがぱりぱり感を楽しめますが、どうしても時間が経ってしまったものはオーブンかオーブントースターで温めなおすと風味と食感が戻ります☺
ぜひ試してみてください。
良く調べていますね~!流石です。また、パン生地にバターを重ねるようになったのもクロワッサンからだとも聞きました。店や地域により異なる場合もありますが、フランスではマーガリン使用は三日月形、バターは真っすぐな形となっているようです。