クリスマスのパン
こんにちは🎶
急に冷え込みが激しくなってきて、年末が近づいてきたな~と実感する日々です。
今年は全国的にイベントの開催が減り、季節感がなくなり物足りない日常にも感じました😢
それでもこの季節になると街が少しずつクリスマス仕様に衣替えされ、なんだかワクワク感が出てきますね🎄
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11月末~12月頭くらいからお店屋さんやパン屋さんにシュトーレン(シュトレン)が置かれるようになりましたね。
もちろん今年も我が家は花酵母でシュトーレン作りました✨
シュトーレンはドイツの発酵菓子。
これを食べながらクリスマスの準備に取り掛かります。
詳しくは昨年の記事に書いてますので、よかったらお読みください☺→https://atbread.com/panshokunin/1680/
シュトーレン…。最近では日本でもクリスマスの定番になりつつありますね。
そしてシュトーレンだけでなくいろんな種類のクリスマスパンが登場しているのはご存知でしょうか?🎄
海外(特にヨーロッパ)はクリスマス時期に食べるパンは様々あるので一部ご紹介します。
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クグロフ(フランス)
オーストリアとポーランドに古くから伝わり、祝い事や復活祭やクリスマスなどの宗教上の祝日に登場する伝統的な発酵菓子です。
王冠状で側面に波のようなうねりがあるのがクグロフの特徴。
マリーアントワネットも愛した発酵菓子ともいわれているそうです💓
フランスのアルザス地方で盛んに作られていたためアルザス菓子とも呼ばれます。
様々な地に広がった発酵菓子なので、バターケーキタイプやスポンジ生地タイプもありますが、発酵生地で作る菓子パンタイプが一般的です。
もともとはビール酵母(ホップ)で作られていました。
ブリオッシュ生地にレーズンやベリーなどのフルーツがたくさん入っているのが特徴です。
クグロフ型で作られているので、お店や家庭によってココア味になったり入っているフルーツが違っていたりと個性が出るので食べ比べもおすすめです✨
今年はバッケンディヒターさん(https://atbread.com/review/1159/)のクグロフに挑戦です🎶
ホールはもちろん、カット売りもされていたのでラムレーズン入りのものとクランベリー入りのものと2種類購入しました!
中のフルーツが変わるだけで、印象が全く違います。
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パネトーネ(イタリア)
イタリア・ミラノ発祥のクリスマス用発酵菓子です。
輸入食品店などにシュトーレンと一緒によく並ぶようになってきたな~という印象です。
卵やバターをたっぷり使った生地をパネトーネ種を使い発酵させ、ラム酒漬けのたくさんのフルーツを混ぜ込み、円柱形の型に入れて焼き上げます。
パネトーネ種は他の酵母よりも長時間熟成・発酵させる必要があるので、最近では手軽に作ることができるよう、パネトーネ種以外でも作られるようになりました。
クリスマス前にはパネトーネのコンテストも多く開催されるそうです。
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ほんの一部ですが、どのパンにも共通しているのがフルーツたっぷりで、長期間保存のできるよう脂肪分がたっぷりということです。
クリスマスはイエスキリストの誕生を祝う日。
ヨーロッパの過程ではそれを家族みんなでお祝いできるよう、各国のパンを少しずつ食べながら準備します。
日本とは違った文化ですが、想像するとなんだかほっこりしますね☺
今年は例年と違い、お家クリスマスを楽しまれる方が多いと思います。
ちょっとしたクリスマスパンの豆知識をご家庭でお話していただけると嬉しいです🎶
ストーリー性のある発酵菓子はこれから伸びるような気がします。楽しみですね😉
パネトーネにまつわるストーリーが素敵なので、いつもレッスンの際にお伝えしていました✨
発酵菓子もそうですが、パンにまつわるストーリーを聞いているとおもしろいですよね。