バターのおはなし②
前回、バターの特性についてお話しましたが、今回は予告通りバターの種類についてお話したいと思います。
もう少しだけ、バターのお話お付き合いください💦
まずバターの種類といえば「有塩バター」と「無塩バター」と思われる方が多いのではないでしょうか!?
一般的によく売られていて、手軽に購入できるのは「有塩バター」ですね。
だいたい1~2%の食塩がバターに添加されています。適度な塩気があるので、保存性が高いです。
トーストなどに塗って食べる方が多いと思います。
一方「無塩バター」。パン作りやお菓子作りをよくされる方は馴染みがありますね。我が家も常に最低1箱冷蔵庫に入っています。
名前の通り食塩の添加がないバターです。
パン作りに有塩バターを使うとお塩によりイーストの発酵を抑制する場合があるので、必ず無塩バターを使ってください。
そして、有塩・無塩バターもさらに種類分けすると「発酵バター」「非発酵バター」があります。
発酵バターとは、牛乳から分離したクリームを乳酸菌発酵させてから作るバターのことです。
なので、発酵バターは独特の味や香りが生まれてきます。
バターの風味を強調させたいときや、香りを楽しみたいときは発酵バターがおすすめです✨
発酵バターはどちらかといえば高級なイメージですよね。でも、それは日本だけです。
ヨーロッパでは、大昔からバターは作られていました。
しかし、当時の技術では牛乳からクリームに十分に分離するまでに時間がかかり自然と乳酸菌発酵が進んでしまっていました。
そのままバターを作っていたので、自然と発酵バターばかりに…。
その伝統がそのまま受け継がれているので、ヨーロッパや十分に技術が発展した欧米でも発酵バターが主流となっています。
日本は、バターが入ってきたのは十分に技術が発展してから…。
そして、発展した技術とともに入ってきたため非発酵バターが一般的となっています。
しかし、最近では日本でも発酵バターがかなり出回ってきましたね🎶
使い方は普通のバターと同じなので、少し贅沢に香りやコクを楽しみたいときに炒め物に使ったり、トーストに塗ってみるのもいいかもしれませんね。
レスキュールやエシレなどフランス産の発酵バターはかなり濃厚です。
一方日本産の発酵バターは少しあっさりめなので、お好みで発酵バターを買い比べてみても楽しめるかもしれませんね。
写真はエシレのクロワッサン🎶
バターの風味がしっかりとあり、トーストして食べるとさらに美味しいだろうな~と思いました☺
エシレバターも大好きですが、今度日本産発酵バターを試してみます!